3Dプリンタ全く初めての方へ

3Ｄプリンタの世界にようこそ

3Dプリンタに興味を持つ人は多いですが、どこから始めればいいのか。何を知っていればいいのか。迷っているヒトも多いようです。3Ｄプリンタの開発をしたスマイルリンクが運営しているおおたfab(デジタル工房）では3Ｄプリンタの貸出を行っています（会員制）。

ここではこれまで皆さんに頂いたご質問にお答えしながら、まったく初めての方向けにお話しをすすめます。

3Dプリンタの世界にようこそ（筆者：店長）もhttps://news.mynavi.jp/article/3dprinter-1/　参考にしてください。

月イチ開催している全く初めての方向け講座「はじめて(初めて始めて）3Dプリンタ」は小学生向けに図書館や科学館等でも開催させて頂き早くも72回を数えました。

2時間で設計→3Dプリントして持ち帰る講座で、3Ｄ造形したもののご紹介もあります。ご興味ありましたらお申込みの上ご参加ください。毎月実施中。

第72回 はじめて（初めて始めて）3Dプリンタ

3Dプリンタに必要なもの

1. 3Dデータ
2. 3Dプリンタ
3. パソコン

基本的に上記3つの要素が必要です。

3Dデータの準備

パソコンを利用して3DCADや3D CGソフトで作成します。おおたfabのメンバーのほとんどは3D CADを利用。ソフトはFusion360が一番人気です。まったくの初心者やお子さんにはTinkerCADをお勧めしています。先ほど紹介した「はじめて3Dプリンタ講座」でもTinkerCADを利用してワークショップを進めています。TinkerCADは小学生でもあつかえる簡単な3D CADです。ちなみに3D CADであればどのソフトでも3Dプリンタの利用には問題ありません。最終的にSTL形式で保存をしてもらいます。

ネット上にも多くの3Dデータが公開されています。それを利用することができますが、ある程度自分でも3Dデータが作れるようになると愉しいです。弊社にある3Ｄプリンタはすべて熱溶解積層方式ですが、この方式が一番台数が多く安価です。利用する場合の保存データ形式はＳＴＬです。3Dデータを動きのコードに変更して造形するのですが、それについてはちょっと複雑ですので次回以降ご説明します。

2.おおたfabには10台以上の3Dプリンタがあります。種類は自社開発のNt100、Prusa,Anycubicの3種類です。ファブラボ会員になると所定の使い方講習を受けたうえでどれでもお使い頂けます。