グリーン部宮城県視察?旅行3日目(最終日)後半 原発から門脇小学校
今回は気の重い話です。
でも避けてはいけない事柄だと自分では思ってます。
午後は女川原発を眺めることから始まり、石巻の門脇小学校跡を見に行きました。
女川原発については本体が撮影禁止のようですし、
写真載せることが良いのかどうかすら迷うぐらい難しいことと思いました。
ただ言えることは、女川の方が地震や津波に対し厳しい条件にもかかわらず
電源を失わず被害を最小限に抑えることが出来た。という事実です。
この事実について、経済性や感情論でないレベルで確認と合意が大多数の意見としてまとめられない限り原発の再利用は止めた方がいいと現地を見て思いました。
女川原発が稼働すれば宮城県の電力の70%が確保できるそうです。
原発の敷地面積と設備・燃料サイクルから見れば確かに合理性はあります。
ただ使う人間が合理的に動かないともすれば感情に流されやすい社会を形成する動物であることを思うとき採算性で考えることは危険であると思います。
現に今起きているウクライナ問題の当事者であるロシアが核を政治的な脅しの手段として使ってること見れば、原発が再稼働していて核開発が出来うる環境があると高度な政治的判断を求められる紛争ないし戦争の中に巻き込まれることは間違いないと思われます。
その中で人間の安全性を確保しながら判断することを私を含めて今の人に求めるのはまず出来ないと考えますので、当面は不便になっても原発は無いことは仕方がないと現地をみて考えました。
対抗手段を持たないとやられるだけをいう考えもありますが、個人的には力による手段で、抑え込まれた社会でも生きていたいかと言えばそれも違うと考えております。
最初は民主的であっても、力で抑える社会に原子力を持っていることは結局破滅が近づくように私には見えます。
原子力は、たかだか人間という一生物の思想性・経済で考える問題ではないですね。
難しいと言っても仕方がないので、無ければリスクはありません。少々不便でも。
とりあえずは無かったことにする方向がリスクが少ないと思いました。
積極的に入り込むのは生存の可能性を減らすと思います。
安全性を捨ててまで、経済や思想に生きる意味を私は感じていません。
次門脇小学校です。
これも見るのはつらい。
これを残して後の社会につなげようとしている人たちの勇気には、ただただ頭を下げるのみです。
女川もそうですが、石巻も生活に一番便利な場所を明け渡しなおかつ悲惨な姿がいつまでも残す。
これは本当に厳しい。
ちなみに震災直後の写真を見るともっと黒く酷い状態でした。
よそ者には絶対に本質が理解できない事柄ですが、
そうまでして後世に伝える必要があると考えた当事者の意見を受け止めなくては
つらい中モニュメントを残そうとする石巻地域に申し訳ないです。
ブログでうちの社長が
Offcation
という言葉を使っています。今回の旅行も震災後宮城で仕事をしていた会員さんが企画してくれました。
仕事でもなく完全な遊びでもなくボランティア活動でもない活動
そこには、経済でもなく政治信条でもないところで、人助けとも違う
でも知ってもらいたい・正確に理解してもらいたいという思いがあったと思います。
行ったことにより技術的にグリーン部としての今後の向かう姿ははっきりしましたし、震災の思いがちょっとは受け止めれたかなとも感じます。
ボランティア活動とも違うあくまでも個人の活動ですが、このような活動が会員さんの中から自然発生したことがfabLab コワーキング施設を運営して好かった。
甲斐があったと思います。
あ~今回は真面目に書いたなぁ
凄く疲れたよ。
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