デジタル工作機械の買い方・選び方
私が機械を選ぶとき最初の基準がこれです。
1 構造がしっかりしている事
2 電源が十分確保されている事
この2点が工作機械を選ぶときの最低基準です。
具体的な内容はその気になったら個別に書くかもしれません。
選ぶよりもっと大事なことあります。
それはなぜ買いたいのかです。
どのような基準で買うかを整理しておきましょう。
選ぶ基準は、機械が正確に動作するかどうかが基準だと思いますので
さほど個人によって差が無いはずのですが、
買う動機は人によって変わります。
興味本位か
勉強のためなのか
利潤を上げるためなのか
まずはいろいろと考えていることがあると思いますので整理してください。
私もこれを整理せず買ってしまい”断捨離”ブームを助長する結果になり
後悔することがありました。
カタログ見て選んで買うのは楽しいですよね。
今でも私には昔ほどではありませんが、買いたい病は潜伏しています。
機械道楽は、場所食うし機械の値段の0が車道楽よりひとつ多くなるので危険です。
たいへん危険かつ周りの人に迷惑をかけます。
ネット発注がだいぶ簡単になって来たので
ネットで頼んでみるのも良いとおもいます。
月1回とかたまにしか使わない機械なら
高いように感じても作ってもらうほうのがトータルで安上がりです。
その理由として見落としがちですが、
機械は購入価格よりメンテナンスの方が高いのです。
常に正常に加工が出来る状態に保つには相応の時間が必要ですし、
使い方に対する知識と経験がかなり要求されます。
ちなみにおおたfabでは、レーザーカッタは保守契約が年間12万
UVプリンタは30万程払ってます。
それに加え自分でやる保守点検も必要です。
これが結構時間がかかります。
1回の時間は少なくても定期的週1回とかやることになります。
職業で毎日使うなら耐えられるのでですが、
たまにしか使わない機械は点検に時間がかかり
半日かけても動かないなんてこともあります。
有料でも貸してくれるところがあるなら、
使ってみて機械特徴をある程度知ってから買うのが
私は一番失敗が少ないと思っています。
また慣れてないと部品壊すこともあるので交換が必要になり
保証外の部品ですと、結構簡単に10万円越えます。
家電等の大量生産品と比べ一桁二桁値段が違いますので注意が必要です。
安い3Dプリンタならあきらめがつく金額ですが、
レーザーカッタやUVプリンタの部品交換は
とってもあきらめれるような金額ではありません。
工作機械のNC化進んだ30年ほど前から加工品については常に供給過剰の状態にあり
たいがいの物は買った方が安いのです。
工業的な製品は考え方として
まず普通に売っている物を買って利用するのが一番楽で
手間がかかりません。
次は図面が書けるなら書いて専門業者に作ってもらう。です。
自作は、趣味か勉強のため
ないしは、開発のため時間が限られるか
秘密を守るためです。
どちらにしろ採算についてあまり考える必要のない状況の場合です。
そうは言っても
機械を使って自分で上手く出来た時は楽しいですよ~
だから私は機械道楽から抜け出せないでいます。
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