パンデミック時に3Dプリンタで支援

ワールドワイドで集合知

昨日記事で

「3Dプリンタで作成するもの。それは売っていないもの。」

と書きました。

3Dプリンタでつくるもの

が、それは(平時の)の場合です。

そして今

パンデミック時に「無い=不足しているもの」を3Dプリンタで作るという活動が動きだしています。

 

Prusaの取り組み

おおたfabにもある3DプリンタのメーカーPrusaは、「保護ゴーグル」をチェコ政府と相談しながら1096台の3Dプリンタファーム(!)を利用して作っているようです。

WEBによると

「理論的には1日に最大4000個を生産できます。」とのことです。

リンクを貼っていますので、ぜひご覧ください。

組立方法をYoutubeで紹介

https://blog.prusaprinters.org/from-design-to-mass-3d-printing-of-medical-shields-in-three-days/?utm_source=Prusa3D.com&utm_campaign=86c0dbe164-EMAIL_CAMPAIGN_2020_03_19_03_21&utm_medium=email&utm_term=0_4199f6d18b-86c0dbe164-123304253

 

下記からデータをダウンロードして自分で3Dプリントすることもできます。

https://www.prusaprinters.org/prints/25857-protective-face-shield-rc1?utm_source=Prusa3D.com&utm_campaign=86c0dbe164-EMAIL_CAMPAIGN_2020_03_19_03_21&utm_medium=email&utm_term=0_4199f6d18b-86c0dbe164-123304253

 

パンデミックにおけるデザインコンペも開かれるようです。さらに必要なものを作るためにデータを共有して、近所の市民工房(ファブラボ)等でつくることができます。様々な知恵が集まりそうですね。

https://blog.prusaprinters.org/designer-contest-everyday-necessities-for-life-during-a-pandemic-with-three-3d-printers-to-be-won/

materialiseの取り組み

3Dプリンター向けソフトウェアと造形サービスのmaterialise

ドアの取っ手に触れずに開けることができるデータを公開しています。大きな改造をせず3Dプリンタ部品を追加するだけで、ノブに触れずに開けることができれば便利ですね。

こちらも下記からダウンロードして3Dプリンタで造形できるようになっています。

https://www.materialise.com/en/hands-free-door-opener?utm_source=facebook&utm_medium=social&utm_campaign=CORP-MAN-A-HandsFreeDoorOpener&fbclid=IwAR0GpXOQlfEMa3swSaArHpx4a3SrDNHudRT_XwbUNJDMIlLUqSl0DNIRKFo

https://twitter.com/MaterialiseNV/status/1239462493333970945/photo/1

 

場所にとらわれない3Dプリンタを利用したパンデミックへのとりくみ

これからも進みそうですね

 

課題も

通常であれば、

訴訟を起こされたらどうなるのか

製造責任は誰が負うのか

知財関係はどうなのか

気になる点がないわけではありませんが、今後議論されていくことでしょう。

 

地球規模の集合知でパンデミックに取り組み、早く安全な生活を取り戻すことができればと思っています。おおたfabでもできることを実行していきたいと考えています。

※画像は各社のWEBサイトからお借りしました。

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