新しい3DプリンタBambuLab PS1を導入してみて感じた“進化”
先日ついに、新しい BambuLab(バンブーラボ) の3Dプリンタを導入しました。
セットアップから最初の出力まで体験してみて感じたのは…… 「3Dプリントの時代が完全に変わったな」 ということ。これまでひと手間かかっていたことがぐっと便利になっています。
今回は、実際に使って気づいた“進化していたポイント”をまとめてみました。 
■ スライサーが、とにかく簡単になっている
まず一番驚いたのは スライサー(Bambu Studio)の扱いやすさ。
これまでの3Dプリントでは、サポートの生成・設定調整・パラメータ確認など、慣れない方には少しハードルのある工程でしたが、Bambu Studioはその負担をグッと軽くしてくれています。
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必要な設定は自動で最適化
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プリントプロファイルが充実
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複数素材の扱いがとてもスムーズ
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“色ごと”の割り当ても直感的にできる
いきなり触ってもOKというのはありがたい。
■ MakerWorldにデータが大量に集まっている

LEDのキットがついてきました。データはMakerWorldのものを造形
BambuLabには公式プラットフォーム MakerWorld があり、ここにとにかく作品データが集まっています。他にも3Dデータが集まっているサイトはたくさんありますが、ここでは色まで識別してくれているのは本当にありがたいし、プラモデルのよういキットが用意されているものもあり、3Dプリンタでできる範囲がぐっと広がった感じがします。
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作品数が日々増えている
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組み立て説明やサンプル写真も多い
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そのままBambu Studioと連携して使える
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色分け済みデータを、そのままマルチカラーでプリント可能

イヤリング
これが本当に便利で、「作りたい!」と思ったら、
すぐスライサーにデータが“スポンッ”と入る この快適さは、ほかの機種では味わいにくい体験です。
■ フィラメントの仕組みが革命的
BambuLabのフィラメントにも驚きがたくさんあります。
① 無駄のないスプールレス
従来のフィラメントはプラスチック製のスプール(巻き枠)が付いていましたが、
Bambuでは “スプールを使い回す方式” が採用されています。
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フィラメント単体(スプールなし)の購入が可能
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スプールを再利用するのでゴミが減る
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在庫のスペースも少なくて済む
環境にも優しいし、コスト面もありがたいスタイルです。
② RFIDタグで自動認識
さらに感動したのが、フィラメントに RFIDタグ がついていること。
これによって、プリンタがフィラメントの種類や色を“自動で認識”。
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材質や色を間違える心配がない
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プリント設定が自動で適用される
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複数色を使ったマルチマテリアル運用との相性抜群
「あれ?どのフィラメントだっけ?」
そんなストレスがなくなり安心。
■ BambuLabってどんな会社?
BambuLabは、中国・深センを拠点とする比較的新しいメーカーですが、
圧倒的な技術力・スピード感・ユーザー視点の開発 で一気に世界的な人気ブランドになりました。
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高速プリントの実現
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多色対応のAMS(自動マテリアルシステム)
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クラウド連携の強さ
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スマートでおしゃれなデザイン
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環境配慮型のフィラメント設計
「初めての1台」「プロの現場用」「ものづくり講座用」など、
どんな用途でも安心して使えるバランスが魅力です。
■ まとめ:3Dプリントの“あたりまえ”が変わる体験
今回BambuLabを購入して感じたのは、
「手間」「設定」「材料管理」などのストレスがほとんど無くなっている」ということ。
「難しそう…」と敬遠されがちな3Dプリントが、ここまで簡単で、ここまでワクワクする作業に変わるとは思いませんでした。
MakerWorldとの連携、フィラメントの自動認識、スプールレスのエコな仕組み…。
1つ1つがとても使いやすく、
3Dプリントが“日常の道具”として普通に使えるレベル に到達しているのを実感します。

店長のスマホケース(TPUで造形)
これから講座やコミュニティ活動でも、この使いやすさをどんどん共有していきたいと思います。
■ おおたfabの3Dプリンタ環境について
ちなみに、おおたfabには現在、
自社開発の「Nt100」10台、Prusa i3 MK3が1台、そしてBambu A1 miniとBambu PS1 を備えています。用途やスキルに合わせてさまざまなプリンタを使い分けられる環境となっており、
これからも利用者の皆さまと一緒に、より楽しいものづくり体験を広げていきます。
まったく初めての方向けの3Dプリンタ講座も毎月開催中。イベント欄よりお申込みください。
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