ルンバをいじる

おおたfabには『素人でもロボット作りたい』という会員さんのグループがあります。

このグループでは、

今ルンバ(Roomba)を改造して何か作ろうということで、外側からルンバを制御するやり方を試しています。

Roombaはみなさんもご存じのようにiRobot社が販売しているお掃除ロボットです。

Roombaはインタフェース仕様を公開していて500、600、700、800シリーズは、外部からコントロールが可能です。

Arduino unoから信号送ったり、Roombaのエンコーダの信号を読み取ったりしています。

まだごく一部しか試していませんが、今のところ公開されている情報は確かみたいで、

きちんとできました。

とりあえずテストでArduinoからプログラムを送信して制御してみました。

その動画です。

ねらいどおりの動作しました。

 

事故を嫌ったりコピーを恐れたりの様々な理由でなかなか仕様公開しない企業が多い中

iRobot社は公開に踏み切っていて個人的には非常に好感を持っているメーカーさんです。

何故公開しているかの一端は

『「共創力」』大谷 和利著

をお読みいただければ理解できると思います。

特許や著作権で2次利用を規制する流れの強い中

これぐらい余裕も持った会社があるということはなんか先行きが明るい気がします。

特許や著作権は守る必要があるのは十分承知していますが、

知識は人間の共通の財産であるので、

発明者が利用範囲を広めてくれることは使用者としてはありがたいです。

ガチガチに権利で囲い込むより利用者に好感を持たれる商品にした方が

長い目で見たら会社のためになると思うんですけどね。

それは余計なお世話か。

iRobot社は教育向けのロボットも新しく出したり

利益だけを追求していないらしく面白い会社です。

権利の主張に敏感なアメリカの会社の中ではちょっと異端かなと感じました。

どちらにしてもアメリカは、激しく権利を主張するグループと

ほとんど見返りを求めずオープンにするグループが共存しているので

懐の広さを感じます。

 

特にアメリカが寛容な国とは思っていませんが

多様性を認める人達もたくさん住んでいるのでしょう。

いろいろな企業や人がいて確かに多様性はあり面白そうではあります。

 

日本も平和で良いけれども

なんでもかんでも規制してしまうのは寂しいです。

それで問題も起きないでしょうが、

コリンさんのような経営者が生まれにくくなるような気がします。

どっちがいいのかな~

好みが分かれるところです。

 

ただ個人的には

がんばれiRobot社

たぶんまた買うぞ!Roomba

多分だけど・・・

です。

 

 

 

『「共創力」』大谷 和利著

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